独自ドメインの取得・接続・更新管理
公式資料確認日: 2026-10-23。画面操作・購入・DNS変更の実機検証は未実施です。実習前に、利用するサービスの公式手順と本人の画面を確認します。
この発展教材の位置づけ
T14は無料の標準URLで公開・修了できます。独自ドメインは、自分で選んだ名前をURLに使いたい人向けの選択肢です。標準URLでも継続運用できます。独自ドメインの購入や有料契約を受講・修了の条件にはしません。
基本の120分では標準URLでの公開・検収・改善・復旧まで進めます。この発展実習は別の時間を取り、購入や設定変更は本人が内容と影響を確認してから行います。まだ購入しない人も、費用・接続方法・更新管理の計画まで学べます。
| 工程 | 何をするか | 残すもの |
|---|---|---|
| サイト制作 | 文章・画像・見た目を用意する | HTMLなどの成果物 |
| 一般公開 | インターネット上でほかの人がURLから開ける状態にする | サービスの標準URL |
| ドメイン取得 | 自分で選んだ名前を登録する | 登録先と有効期限の記録 |
| ドメイン接続 | その名前から公開済みサイトを開けるように設定する | 公開先とDNSの設定記録 |
| 継続管理 | 更新し、管理アカウントとサイトを維持する | 更新予定と引き継ぎ方法 |
DNSは、ドメイン名から接続先を案内する仕組みです。名前を購入するだけで、ページの制作や公開先への接続が完了するわけではありません。
1. 取得前に決める
まずGitHub PagesまたはCloudflare Pagesの標準URLで、サイトを開けることを確認します。ほかのサービスを使う場合は、独自ドメインへの対応、必要なプラン、HTMLの書き出し・移行の条件を公式情報で確認します。料金・スマホ対応・移行可否をサービス間で同じだと考えないようにします。
次を自分の手元にメモします。
- 使いたい名前と、その名前を使う目的
- 公開先のサービス、標準URL、管理する本人または団体
- 初回の取得費、翌年以降の更新費、契約期間、税込みの総額
- 接続に必要なプラン料金、追加オプションの有無
- 登録情報の公開範囲と保護機能、更新通知を受け取る方法
すでに自分で管理しているドメインがあれば、新規購入が必要とは限りません。ただし、既存サイトやメールが使っていないか先に確認します。実習用のために本番の設定をまとめて置き換えません。
スマートフォンで費用確認や手順を読むことはできます。購入・認証・DNS設定まで操作できるかは管理サービスと端末によるため、事前に画面を確認し、難しい工程はPCで進めます。スマホだけで完結する保証はありません。
2. 希望する場合に取得する
- 選んだ登録サービスの公式サイトで、希望する名前の空き状況を調べます。
- 初回費用だけでなく、更新費・契約期間・自動更新・追加オプションを確認します。不要なオプションを含んでいないか、確定前に見直します。
- 本人または団体が継続管理できるアカウントで登録します。登録者情報はサービスの要件に従って正確に入力し、画面共有や教材の記録には残しません。
- 契約内容を理解して購入を希望する場合だけ、本人が確定操作を行います。迷う場合は購入前で止めます。
- 登録状態、確認メールへの対応、有効期限、更新通知先を確認します。
パスワード・認証コード・支払い情報は講師やほかの受講者へ渡しません。本人のアカウントの復旧方法も手元で確認します。
3. 公開先へ接続する
以下のexample.comは説明用です。実際には、自分が管理するドメイン名と自分の公開先に読み替えます。手順は選んだ公開サービスのものだけを使います。
設定変更の前に、対象のドメイン・サイト、既存サイトやメールへの影響、変更する項目、変更前の値、戻す方法を本人と講師で確認します。必要な設定が分からなければ変更を止めます。
A. GitHub Pagesの場合
- GitHubの所有確認手順を開きます。個人アカウントではアカウントの
Settings > Pagesからドメインを追加し、表示されたTXTレコードをDNS管理画面へ追加して所有確認を行います。組織のサイトは組織向け手順を使います。 - サイトのリポジトリで
Settings > Pages > Custom domainに、使う名前を入力して保存します。例はwww.example.comです。公開先を指すDNS設定は、この登録を済ませてから行います。 www.example.comのようなサブドメインは、DNS管理画面でCNAMEという種類のレコードを設定し、接続先をユーザー名.github.ioにします。https://やリポジトリ名のパスは付けません。入力欄の名前の書き方はDNS管理サービスの案内に従います。example.comそのものを使う場合は、GitHubの接続手順の「Configuring an apex domain」に従います。サブドメインの設定値をそのまま流用しません。- DNSチェックと証明書の準備が終わったら、Pages画面で
Enforce HTTPSを有効にし、https://のURLを確認します。反映には時間がかかるため、確認できないまま別の値へ変更し続けません。
同じ名前の既存レコードとの競合がある場合は、削除・上書きする前に用途と影響を確認します。所有確認のTXTレコードは確認後も保持し、実習ではワイルドカード(*)の設定を使いません。
B. Cloudflare Pagesの場合
- Cloudflareで今回のPagesプロジェクトを開き、
Custom domains > Set up a custom domainから使うドメイン名を登録します。 - Cloudflareの接続手順で、
example.comそのものか、www.example.comなどのサブドメインかを確認します。 - ドメイン本体を使う場合は、同じCloudflareアカウントでのゾーン管理とCloudflareのネームサーバーが必要です。ネームサーバーはDNSの管理先を指定する設定で、変更はサイト以外のメールなどにも影響し得ます。既存サービスの設定を確認できるまで切り替えません。
- DNSを別サービスで管理するサブドメインは、Pages側で名前を登録した後、そのDNS管理画面でCNAMEを今回の
プロジェクト名.pages.devへ向けます。CloudflareがDNSを管理している場合は、画面に案内される設定内容を確認して進めます。 - Pages側のドメイン状態と証明書の準備を確認し、
https://のURLを開きます。CNAMEだけを追加してPages側の登録を省略しません。
ここで使うのは受講者本人のPagesプロジェクトです。教材サイトのWorkerや管理アカウントの設定値を流用しません。
4. 接続後に確かめる
- ログインしていない別画面から独自ドメインのURLを開ける
- HTTPSで表示され、証明書の警告がない。警告を無視して進めない
- 画像・リンク・ボタンが意図どおりに動く
- PCとスマホで読める
- 個人情報、権利未確認素材、未確認の実績や口コミ、本物のフォームがない
問題があれば設定をむやみに変えず、変更前の記録と公式手順を確認します。標準URLでの確認結果も残し、ドメイン接続とサイト自体の問題を分けて考えます。接続後の標準URLの転送動作はサービス・設定によるため、必ず別URLの予備として開けるとは考えません。
5. 更新・停止・移行を管理する
有効期限、更新費、自動更新の設定、通知を読む担当者を記録します。Cloudflare Registrarは自動更新が既定ですが、支払いなどの理由で更新に失敗する場合もあります。自動更新を有効にしただけで安心せず、更新完了を確認します。ほかの登録サービスの条件は、その公式資料で確認します。
サイトの公開停止とドメイン契約の終了は別です。サイトを止めただけで更新契約が止まるとは限りません。ドメインを手放すと、サイトやメールでその名前を使い続けられなくなるため、ほかの利用先も確認します。
停止・移行では、公開サービスに接続先がなくなったのにDNSだけが以前のサービスを指す状態を残さないよう、選んだサービスの公式手順で接続解除の順序を確認します。Cloudflare Pagesの削除では先にカスタムドメインの関連付け解除が必要です。ファイルと設定記録を保存し、本人の確認後に必要な項目だけを変更します。
自分の手元に残す記録
- ドメイン名と公開先の標準URL:
- 登録サービスと管理担当者:
- 取得費・更新費・接続に必要な料金:
- 有効期限・更新予定日・自動更新の設定:
- 通知の確認方法:
- 変更した設定と変更前の記録の保存場所:
- HTTPS・画像・リンク・スマホ表示の確認結果:
- 問題時の戻し方と停止・移行時の確認先:
この記録にパスワード・認証コード・支払い情報を記入せず、講師へ提出する必要もありません。基本のT14修了記録とは分けて本人が管理します。